今回はマイクラの整地を一瞬でやってしまう魔法のようなコマンド「fillコマンド」について解説していきたいと思います!

マイクラのfillコマンドで整地を10倍速くする方法【統合版】

この記事で紹介されている方法をマスターすれば一瞬で整地ができてしまうのはもちろん、中身が空洞になっている豆腐建築を一瞬で作ったり、既存のブロックを別のブロックに一斉に置き換えてしまう、なんてこともできてしまうので超絶便利でおすすめ!ぜひfillコマンドの使い方をマスターしてくださいね!

※この記事は2022年8月時点でのマインクラフト統合版に対応したfillコマンドの使い方を解説しています。java版では動作検証していません。またマイクラのコマンドは日々更新されているのでコマンドの書き方が変わってしまうこともあります。

マイクラで整地が面倒だと思ったことはありませんか?

マインクラフトで何か建築しようと思ったとき、建築物を立てる場所の床の高さがデコボコになっていて均一ではないと建築しづらいですよね。そんな時に必要なのが「整地」ですが、皆さんはどのように整地を行っていますか?

クリエイティブモードであればどんなブロックも1発で破壊することができるので、単純に空を飛びながらダダーーっと壊し続けて整地している人も多いかと思います。整地する範囲がそれほど広くない場合はそれが一番速く整地できる方法ですが、1列ずつブロックを壊していくだけなので広い範囲で整地をしたい場合にはかなりの時間がかかってしまいます。

そんな時、「fill(フィル)コマンド」を使えば広い範囲も一瞬で整地してしまうことができるんです!早速、その使い方を見ていきましょう

一瞬でブロックを置いたり消したりできるのがfillコマンド

これがfillコマンドの書き方です。

/fill 1 2 3 4 5 6 air

/fill 指定した範囲にブロックを設置するよ

1 2 3 ブロックを置きたい範囲の開始地点の座標

4 5 6 ブロックを置きたい範囲の終了地点の座標

air 空気ブロック(を置くよ)

※Minecraft PEやswitchでも動作します。Java版の場合はブロック名の前に minecraft:と付けるのが一般的なようです。

数字が6個も並んでいますが、これは座標を表していますので最初の3個(1 2 3)で1つの座標、次の3個(4 5 6)で1つの座標になります。数字と数字の間には必ず半角スペースを入力してくださいね。

そしてコマンドの最後に「置きたいブロックの名前」を入力するのですが、整地をしたいのにブロックを置くの?と思った方は察しがいいですね!fillコマンドというのは本来、指定した範囲にブロックを「置く」コマンドなのですが、整地したい場合には空気(air)ブロックを置く、つまり「ブロックが空気に変わる=壊れる」、という仕組みになっています!

fillコマンドの超絶簡単な使い方

fillコマンドで最大のつまづきポイントは「開始地点の座標」「終了地点の座標」って何を指定すればよいのかわからない、というところだと思います。

これを理解するには、1度やってみるのが一番早いのでぜひこの下の手順を試してみるのがおすすめです。

  1. ここから整地したい、と思った場所にレッドストーンブロックを置く
  2. 置いたレッドストーンブロックの座標をメモしておく
    (座標が表示されていない場合は世界の設定→座標の表示をオンにしておく)
  3. ここまで整地したいと思った場所に行く
  4. 下記fillコマンドを入力する
    /fill レッドストーンの座標 ~ ~ ~ air

これだけで、最初に置いたレッドストーンの位置から、自分が居る位置までが全て整地されます!

このコマンドで入力している ~ ~ ~ はいわゆる相対座標と呼ばれるもので、今回の場合は「自分の居る位置」という意味になります。つまり今回のfillコマンドは「レッドストーンの位置から自分が居る位置まで空気ブロックを置く」という意味になります。

ちなみに、「レッドストーンの座標」の部分はもちろん、座標が必要なので3つの数字を入力してくださいね。そのまま「レッドストーンの座標」という文字を入力してもエラーになります。

座標のメモすら不要!超然簡単fillコマンド入力方法

これまでレッドストーンを置いてその場所の座標をメモする、という手順をお伝えしてきました。もう1つ、fillコマンドを実行するにあたっておすすめのやり方があるのでご紹介します。(実際、こちらの方法の方が人気があります)

最初のレッドストーンを置く、という手順は同じですが、次にそのレッドストーンの座標を「メモしなくてOK」です。その代わりに、画面の中心にある+マークをレッドストーンに合わせた状態で、チャット欄を開いて、/fill  まで入力してください。

次に画面の左下、チャット欄の少し左上辺りに注目してください。よく見るとレッドストーンのx座標の数字が表示されているんです。しかもここに表示されている数字はTABキーを2回押すことで自動的にチャット欄に入力してくれます。x座標が入力されたら、スペースをいれます。すると次はレッドストーンのy座標が表示されますので、同じ様にTABキーを2回押します。あとはz座標も同じように入力します。

/fill レッドストーンの座標 のように入力できたら、一旦、エンターを押してコマンドを実行します。エラーになりますがOKです。

次に整地したい先まで行き、チャット欄を出したらキーボードの↑キーを押します。すると先程のコマンドが呼び出されますので、続きを入力すればOKです!

この方法をとることで実はレッドストーンの座標をメモしなくてもよくなりました。これができるだけでfillコマンドの入力の手間が大幅に削減できますので利用しない手はありません!

※サバイバルモードの場合、コマンド入力中にモンスターに攻撃されると無効になってしまうので注意!

fillを使えば中身が空洞の豆腐建築も一瞬でできる

fillコマンドの本来の使い方は、指定した範囲にブロックを置くことができるコマンドです。今回の記事では整地の方法を紹介しましたのでair(空気)ブロックを置くという解説をしましたが、このairの部分を好きなブロックの名前IDに置き換えることで四角い建築が一瞬でできてしまいます。

例えば四角い建築をしたいと思った場所に行き、まずはレッドストーンを置きます。そのレッドストーンの座標をメモしたら対角線上に移動し、建築したい大きさのところまで来たらこのコマンドを実行してみてください。

/fill レッドストーンの座標 ~ ~ ~ stone

レッドストーンがあった位置から自分の位置までのサイズの石ブロックによる豆腐建築が一瞬でできてしまいました!

このやり方をマスターすれば壁を作るときにも地道に1列ずつブロックを置いていくのではなく、開始地点に1つブロックを置いて座標をメモ、壁を作りたい場所まで移動して上記コマンドを実行、ということを繰り返していけば大きな壁も一瞬で建築することができてしまいます。

中身が空洞な建物を建築する方法

先程の豆腐建築のコマンドの応用で、豆腐は豆腐でも中身が空洞になっている豆腐建築の作り方をご紹介します。

コマンドの構文はこうなります。

/fill レッドストーンの座標 ~ ~ ~ stone 0 hollow

stone の後に 0hollow という文字が追加されました。

0 stoneブロックの種類を指定

hollow 中身を空洞にする

stoneの後に0を入力することで石ブロックの種類を指定していますが、stoneブロックには種類が無いのであまり意味はありません。しかし今回はその後の hollow を入力したいので、この 0 は省略することができません(ひとまず迷ったら0を入力すると覚えておきましょう。)

これは例えば concrete(コンクリート)ブロック等では様々な色が存在するので、その時はこの 0 の部分の数字を 1 とか 5 とかに変えることでコンクリートブロックの色を指定することができる、といった感じです。

数字の後ろの hollow が今回のミソですが、これを入力することで「中身を空洞にして」開始地点から終了地点までブロックを置く、というコマンドができます。とりあえず大きな四角い家を建築したいと思ったときには大変便利ですね。

fillを使いこなせばブロックの置き換えもできてしまう

fillコマンドの応用機能をご紹介します。先程のhollow使ったfillコマンドのさらに応用になります。

建築で様々なブロックを使用して建物などを立てた後に、やっぱりこっちのブロックを使えばよかった、と思うことがよくありませんか?

例えば家を建築するとき、壁を石、屋根を木材で建築してみたら実は壁はレンガブロックの方がよかったな、なんていう場面があったりします。小さな家であれば壁を全て手で壊してもう一度レンガブロックを置いていくのも良いかもしれませんが、そこそこ大きい家や複雑な形をした家を作ってしまった場合には今から違うブロックにするのも面倒だなと思ってしまいます。

そんな時にうってつけなのが今回紹介する replace の機能です!この機能を使えば「指定したブロックだけを、別のブロックに置き換える」ということができてしまいます。

fillコマンドのreplaceの使い方

「家の壁を石からレンガに置き換える」ということを例に解説していきます。

まず下準備として、建築した建物の一番端っこの角にレッドストーンブロックを置いておきます。次にそのレッドストーンブロックから対角線上に移動して、建築した建物内でレッドストーンブロックの真反対に行きます。その位置で下記コマンドを実行してください。

/fill レッドストーンブロックの座標 ~ ~ ~ bricks 0 replace stone 0

bricks 0 レンガ(0番目の種類)

replace (レンガ)に置き換えるよ

stone 0 石(0番目の種類)を(消すよ)

ちょっとややこしくなりましたが、つまり「レッドストーンブロックから自分の位置までの範囲にある石をレンガに置き換える」という処理の出来上がります。

置き換える元のブロックと、何のブロックで置き換えたいかの指定が、どっちがどっちだったかよくわからなくなることがあります。

先に「置きたいブロック」 後に「消したいブロック」の順番で書くことに注意してくださいね。

今回は種類が無いレンガ、石ブロックを例にしていますので bricks 0stone 0 と書きましたが、色や種類があるコンクリートブロックなどは concrete 3 のようにブロックの種類や色を数字で指定してあげればOKです。

以上ですがいかがでしたでしょうか?fillを一度理解することができれば、もう次はからfillを使わないわけにはいかなくなるくらい、超絶便利なコマンドですのでぜひマスターしてくださいね!

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