当オンライン教室では今年の夏休みに「第6回マインクラフトカップ」に出場する為、チーム結成をしました。
このマイクラカップで採用されているのが「マインクラフト教育版」です。
実はマインクラフトには様々なバージョンが存在します。
・マインクラフト Java版(世界で一番普及している)
・マインクラフト 統合版(Bedrock Edition)←教室ではこれを使用
※任天堂スイッチやスマホ・タブレットのマインクラフトも広い意味ではこの統合版に分類されます
・マインクラフト教育版(Education Edition)←マイクラカップはこれ
Java版や統合版はYoutubeでも様々なマイクラ動画がアップされているので知っている人も多いですが、「マインクラフト教育版」についてはあまり動画がアップされていないので、知らない方も多いかと思います。
教育版マイクラは日本で普及していない
実はこの教育版のマインクラフトは、海外では学校の正式なカリキュラムとして取り入れられている国もあるほど、教育への活用が盛んに行われています。
残念ながら日本ではまだまだ(というかほとんど)教育現場では活用されていません。
「教えられる先生が居ない」というのが主な原因であり、現場の先生たちも現状で手一杯なところに新しくマイクラのことを覚える余裕なんてないので仕方がないですね。
せっかくGIGAスクール構想で配られた端末があるのに、これを使わないのは本当にもったいないと個人的には思います。
しかし保護者目線では「マインクラフト=ゲーム」という認識が強く、「教育機関がゲームを推奨するのか」という声が必ず出てくるので導入しないところもあるようです。
(以前、当教室の名古屋の店舗では公立の中学校様に出張してマイクラの授業をさせて頂きました。子どもたちに楽しくITを学んでほしいという先生方の強い想いを本当に尊敬します。)
マイクラが「人として成長できるeスポーツ」へ
前置きが長くなってしまいましたが本題です。
「教育版」という名前がついているにも関わらず、教育に全く活かされていないマイクラを通じて、「人として成長できる活動」を目指して運営を設計しています。
チーム活動を通じて、目標を立て、スケジュールをたて、仲間と共に切磋琢磨する。
これって、スポーツの部活動と同じですね。
私はこのマイクラでのチーム活動を「eスポーツ」と捉え、知識や技術だけでなく、人間力を高める機会として提供したいのです。
「eスポーツ」はまだまだ発展途上であり、一部のゲーム好きが大会を目指して毎日ゲームする、といったようなイメージが強いかもしれません。
でも、サッカーや野球を部活でやる子が、全員がプロを目指しているわけではありませんね。
eスポーツも全く同じで、通常のスポーツ同様、自分を成長させる為のひとつの手段として、ゲームを選んだだけなのです。
ボトムアップ理論の提唱者「畑先生」より指導頂く
子どもたちが自ら学び、行動し、自ら成長する為の考え方、指導のあり方を体系化された「ボトムアップ理論」というものが存在します。
この「ボトムアップ理論」を私も学ばせて頂き、ボトムアップ理論を提唱されている畑先生とZoomミーティングさせて頂きました。
通常はリアルのスポーツ部活動にて実施することが前提のボトムアップ理論を、完全オンラインの活動で、eスポーツとして実施できるようにしたいというのが当教室の狙いです。
畑先生にご指導頂いた内容を元に、どのようにマイクラカップを通じてボトムアップ理論を実践し、子どもたちが自ら成長できる場所をオンラインで提供するか、これを後日まとめて発信したいと思います。