マイクラカップ活動全体ミーティングを行いました!
1人だけ学校の宿泊行事への参加で出席できなかったのですが、他は全員集まることができ、総勢13名での初顔合わせでした。
オリエンテーションを経て、今回は本格的な活動の第1回目。
いきなりマイクラをやるのではなく、まずは今回、この大会に参加する「目的」を子どもたちに伝えました。
目的は「人間力を向上させる」こと
先日の記事でも書きましたが、「ボトムアップ理論」を提唱されている畑先生にもご指導を頂き、「子どもたちが自ら考え、自ら行動できる人間になる」活動をするためにはどうしたらよいか、数ヶ月前から考え抜いてきました。
まず大切なのは、「目的」と「目標」を間違わないこと。
「目的」とは、”何のためにそれを行うのか”という理由。
その目的に向かうため、「目標」はどこに据えるのか、ということです。
今回、このマイクラカップ活動の目的は、チームに参加してくれた子たちの「人間力を向上させる」ためにやるのだということを伝えました。
「人間力の向上」って、意味はわかるかな?
の問いに、わかったような、わからないような。。。という顔をする子が多いですね。
もっと理解しやすくするために、次のことを行いました。
こんな人、居たらイヤだなぁと思う人を挙げる
もし「こういう人が周りに居たらいやだなぁ」と思うような人を、全員に考えてもらいました!
- 自慢話しが多い人
- 話を聞いてくれない人
- サボる人
- いばる人
- 横取りする人
- 文句をたくさん言う人
- 責める人
- いじわるをする人
- ジャマをする人
- 暴言をはくひと
- 人にきびしくて自分にあまい人
- 口だけな人
- 大人の前だけいい人ぶる人
- 人のものをこわす人
- あおってくる人
- 秘密をバラす人
- 言わなくてもいいことを言う人
- 意見に対して文句をつけてくる人
- 知らない言葉を使う人
- 人の作品を否定する人
- 人の意見を受け入れない人
これでも一部だけですが、子どもとは思えない意見がたくさん出てビックリしました!笑
そして、「人間力を向上させる」には、これらと逆の行動ができる人になればいいんだよ、ということを伝えました。
わかりやすく、似た者同士をグルーピングして、逆の行動とは何か、考えてみました。
1. 自慢話しが多い人、話を聞いてくれない人、口だけな人
逆の人物像:いつも他の人の話をよく聞く人、他の人の話をちゃんと聞いて、実際に行動に移す人。
2. サボる人、いばる人、人にきびしくて自分にあまい人、大人の前だけいい人ぶる人
逆の人物像:自分も他の人も公平に扱い、一生懸命がんばる人。どんな時でも正直で、やさしくする人。
3. 横取りする人、いじわるをする人、暴言をはく人、人のものをこわす人、あおる人
逆の人物像:他の人の物を大事にして、やさしく接する人。他の人を応援して、やさしい言葉をかける人。
4. 文句をたくさん言う人、責める人、意見に対して文句をつけてくる人
逆の人物像:ほめてくれたり、助けてくれる人。他の人の意見を聞いて、理解しようとする人
5. 秘密をバラす人、言わなくてもいいことを言う人
逆の人物像:他の人の秘密を守り、必要なことだけを話す人。思いやりのある言葉を選んで、他の人の気持ちを考える人。
6. 知らない言葉を使う人、人の作品を否定する人、人の意見を受け入れない人
逆の人物像:みんながわかる言葉で説明し、他の人の努力をほめる人。他の人の意見を受け入れて、理解しようとする人。
この1~6までの逆の人物像になれることを目指して、マイクラカップの活動を行っていくということですね。
しかも本チームはあえて、活動のすべてを「オンライン」で行います。
だからこそ余計に、マイクラがどうこうということよりも、こういったことを話し合う時間がとても大切なのです。
次回、この「逆の人物像」を全員の共通認識として共有し、その上で「目標」を決めたいと思います。
目標が達成できても、目的が達成できなければ失敗
今回の大会の「目標」をどこにしたいか、現時点で聞いてみました。
するとやはり「最優秀賞!」という声がチラホラでてきましたね。
そこを目指すことは素晴らしいことであり、全力で応援しますが、大切なことは
「たとえ最優秀賞がとれたとしても、チームのみんなが人間的にイヤだなぁと思われる人になっていたら、この活動は失敗」ということです。
これが目的と目標を間違わないということです。
最優秀賞をとるためなら何をしてもいい、と考えてしまったら、目的と目標が逆になってしまっているんですね。
(しかし世の中にはそういったことが本当に多いように感じます)
大会テーマに沿ったマイクラ建築を考える
ミーティングの後半では、「大会のテーマ」に沿って、どのような街づくりをしていくかを話し合いました。
ここまで書いて長くなってしまいましたので、その詳細は次回の記事で書きたいと思います。
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