それが子供のやる気を奪う「習い事の回数を増やすより大切なこと」

保護者の方からこんな相談をいただきました。

うちの子、上位クラスにいけそうでしょうか?
こちらに通う回数を増やしてもいいので早く上位クラスにいかせたいのですが・・・

このご相談に対して、

「回数は増やさないほうがいいですよ。それよりも”自宅で取り組む機会”を増やしてください」

とお伝えしました。どうしてこのような回答をしたのか?

本記事では詳しく解説していきます。

「習い事の回数を増やす」ことの何がいけないのか?

習い事に通う回数が増えれば子供の習得率が上がり、成長も早くなる。

そのように考えている人は少なくありません。

しかし回数が増えたからといって、それに比例して習得が早くなるということはありません。

重要なのは「自ら取り組む姿勢があるかどうか」です。

「やらされてやっている子」と「自ら主体的に取り組んでいる子」では、その成長度合いが全く違うということです。

もちろん「自ら主体的にもっと取り組む機会を増やしたい」という意味で回数を増やすのはよいことだと思います。

しかしそうではなく、単に本人のやる気を出すために回数を増やす、という感覚では時間もお金も無駄になってしまいます。

自分からやりたいと思えるかどうか

習い事で一番大切なのは、「親に言われたからかよっている」のではなく、「自分がやりたいからかよっている」ことです。

ある生徒と話しているときに、「コマンド嫌いなんだよねー」と言っている子がいました。

じゃあなんでうちに来てるの?と聞いたら、

「お母さんに行けって言われたから」

とのこと。

教室を運営している立場からいうのもなんですが、そういう姿勢で習い事に行くのは時間もお金も無駄になります。

もちろん、やっているうちにだんだんと好きになってきたということもありますので、すぐに結論を出す必要はありません。

最初は嫌々、プログラミング検定に挑戦していたけど、級をとっていくうちに楽しくなって今では1級合格を自ら志願して取り組むようになった生徒もいます。

しかししばらく続けてもやっぱりやりたいくない、楽しいと思うことができない場合は別のことをやった方が子ども自身の為になります。

プログラミングやパソコンを学ぶ機会はまたいつでも訪れます。

プログラミングにこだわらず、パソコンを使ったお絵描きやその他のことを学ぶことができる教室を探してみるのも手ですね。

パソコンが得意になるにはタイピングとマイクラ

子供の成長を願わない親はいません。

これからの時代、パソコンやプログラミングを身につけておくべきだ、親がおしえられないから子供だけでも、と思って当教室に送り出して頂く保護者の方もとても多いです。

我々としてもなんとか子どもが楽しく学びながら続けているうちに、パソコンやプログラミングができるようになってしまった、という状態を作れるように日々工夫をこらしています。

しかしマイクラのコマンドを始めとした、プログラミングというのは本当に難しいものです。

子供たちも(特にアルファベットをまだ習っていない子もコマンドにがんばって取り組んでくれているのでそれは本当にすごいことですが)1時間もコマンドと向き合っていると疲れてしまいます。

マイクラのコマンドで適度に遊びつつ、タイピングゲームであそぶこともおすすめです。

タイピングゲームなら比較的、思考力を使わずに画面に出た文字をひたすらタイピングするだけなので、コマンドよりは疲労度が少ないです。

他の記事でもくわしく書きますが、タイピングが早い子はおおよそ、それに比例してコマンドの習得が早くなっていく傾向があります。

ですので自宅で何か少しでもパソコンの習得率を高めたいと思ったら、楽しいタイピングゲームをさがしてあそぶのがおすすめです。

楽しいからタイピングやろっと!

というスタンスをまずは作ることができたらよいですね。

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